DJI Osmo Actionで使用するおすすめのマイクロSDカードを選ぶポイントや、具体的な人気モデルを詳しく解説します。ご購入前には、必ず公式仕様や推奨環境を確認し、最適なマイクロSDカードを選びましょう。
なぜ高性能なmicroSDカードが必要なのか
アクションカメラでは、高解像度かつ高フレームレートの動画撮影を行うことが多いため、データを途切れずに書き込めるだけの速度と安定性が求められます。特に、4K動画以上を撮影する場合には、書き込み速度が遅いカードだと録画が途中で止まってしまったり、ファイルが破損したりする原因となります。
そのため、UHS-I U3(またはV30以上)の速度規格に対応し、かつ信頼性の高いブランドのカードを選ぶことが重要です。書き込み速度の実測が安定しているか、耐久性は十分か、といった点を考慮する必要があります。
選ぶポイント
容量
- 4K 60fps以上の動画や高画素写真を大量に撮影する場合、128GB〜256GB以上の容量がおすすめです。
- 長時間撮影するなら、256GB以上を視野に入れると安心です。
- 予算や用途に合わせて、複数枚のSDカードを使い回すのも一つの手です。
速度(UHSスピードクラス・ビデオスピードクラス)
- UHS-I U3、もしくはV30以上を目安に選ぶ。
- 4K以上の動画を撮影する場合は最低30MB/s以上の書き込み速度が必要です。
耐久性・耐環境性
- アクションカメラはアウトドアでの使用が多く、衝撃や高温多湿、低温など環境が厳しいケースが考えられます。
- ある程度の防水・耐衝撃性・耐静電気性をうたっているカードを選ぶと安心です。
容量の目安(4K 60fps想定)
64GB
- 約0.5〜1時間
- 4K 60fpsで本格的に撮影するにはやや心許ない容量。短時間の撮影やテスト用などに向く。
128GB
- 約1〜2時間
- 短めのシーンを複数撮影するなら十分。ただ、長時間連続撮影には不足かもしれない。
256GB
- 約2〜4時間
- 普段使い・旅行などで4K 60fpsをメインにするなら、一日分をある程度カバーできる。
512GB以上
- 約4〜8時間
- 長期旅行やイベント撮影、バックアップを取る余裕がない場面などに最適。費用とのバランスを見て検討したい。
おすすめのmicroSDカード
1. SanDisk Extreme Pro シリーズ
メリット: 防水や耐衝撃、耐温度、耐X線など、過酷な環境でも使いやすい。
特徴: 書き込み速度と読み込み速度が高く、4K動画の連続撮影にも安心感がある。
容量展開: 64GB〜1TBまで豊富
2. Kingston Canvas Go! Plus シリーズ
- 特徴: 書き込み速度・読み込み速度が速く、価格も比較的リーズナブル。
- メリット: アウトドアでの耐久性や防水性能を一定程度備え、コスパが良い。
- 容量展開: 64GB〜512GBまで豊富
3. Lexar Professional シリーズ
- 特徴: 写真・動画撮影向けに作られたモデルが多く、4K/8K動画にも対応を謳う。
- メリット: 実際の書き込み速度が比較的速く安定している。カメラ専用ブランドとして信頼性がある。
- 容量展開: 64GB〜512GB程度までラインナップ。
フォーマットや運用のコツ
- 定期的にフォーマットする
- SDカードは長く使っていると書き込み・読み込みの効率が低下し、エラーが起きやすくなります。定期的なフォーマット(FAT32やexFATなど)でカードをリフレッシュし、アクションカメラ側の推奨フォーマット方式を活用しましょう。
- 撮影後は早めにデータをバックアップ
- 大切なデータはこまめにPCや外付けHDD、クラウドなどにバックアップしておくことをおすすめします。
- 複数枚運用でリスク分散
- 長期旅行や重要なイベント撮影など、万が一を考慮して複数のカードを持っていき、都度データを分割して撮影しておくと安心です。
まとめ
4Kなどの高解像度動画を撮影する際には、UHS-I U3(V30以上)規格に対応したmicroSDカードが不可欠です。容量は少なくとも128GBを目安にし、4K撮影を多用するなら256GB以上を推奨します。あわせて信頼性の高いブランド品を選び、定期的なフォーマットや複数枚運用を行うことで、故障リスクや撮影トラブルを最小限に抑えられます。ご自身の撮影スタイルに合ったカードを見つけ、より快適かつ安心な映像体験を存分に楽しんでください。